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イタリアで廃棄食品を貧困層に寄付する法案が可決!フランスに次いで欧州で2番目

      2016/08/18

有機野菜

イタリアが今年3月、スーパーマーケットやレストランで出る売れ残り食品を、貧困層を支援する慈善団体に寄付させる法案を可決したそうです!

年間1兆5千億円相当の廃棄食品を寄付に回そう!

イタリアでは既に、廃棄食品を減らす取り組みによって年間6億トン以上の未使用食品削減に成功しているそうですが、まだまだ年間1兆5千億円相当もの食品が廃棄されているそうです。そして、食品が廃棄される一方、十分な食料を得られない貧困層が存在することが大きな矛盾となってきました。

今回の法案はそうした未使用食品を貧困層に寄付しようというもので、イタリア農業省のMaurizio Martina大臣は「現時点で私たちは毎年5億5千万トンの過剰供給を減らすことに成功していますが、2016年中に10億トンに到達したいのです。」と語っています!
脚注※:これらの数字は、引用記事のものをそのまま用いていますが、単位が大きすぎるためおそらく正確ではありません(イタリア全土の廃棄物総量でも3250万トンです)。あくまでニュアンスとして捉えて頂ければ幸いです。

外国のスーパーに並ぶ野菜

今回の法案では賞味期限の規制も緩められ、まだ食べられる食品は寄付に回される。
Photo credit: Dean Hochman via Visualhunt.com / CC BY

インセンティブを設けることで寄付を促す

ちなみに、同様の法案は今年2月にフランスでも可決されましたが、フランスの場合は食品を廃棄する企業に罰則が設けられるのに対し、イタリアでは寄付を行った店舗にゴミ収集税の減免というインセンティブを与えることで、寄付を促そうとしています。

「私たちは企業にとって、廃棄するより寄付した方が良いという環境を作ろうとしています。」先述のMaurizio Martina大臣。

賞味期限も柔軟に

また、今回の法案では、店舗が食品寄付を行いやすいよう登録手続きなどを簡素化するとともに、多少の賞味期限を過ぎてもまだ食べられる食品は寄付できるよう、規制も緩和されるそうです。

たしかに、賞味期限って過ぎても全然食べられる場合が多いので、こうした現実的な措置は良いですよね!

フランスに続いて欧州で2番目。今後の拡大に期待!

イタリアはフランスに次いで2番目に食品廃棄を減らす法案を可決した国となり、同様の動きはヨーロッパ中に広がっているようです!

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捨てる食べ物があるのに、飢餓に苦しむ人がいる、という単純な矛盾は、誰もが嘆いてきた現実ですよね。こうした動きがどんどん広がり、全ての人に食べ物が行き渡るようになると良いですね!!

引用記事:Italy to change law to make all supermarkets give unsold food to needy
Top image photo credit: docoverachiever via Visualhunt / CC BY

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