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【鬱を克服し銀メダル!】ブラジルの体操選手が鬱病を克服し、母国に銀メダルを持ち帰る!《リオ五輪》

   

リオ五輪体操床競技で銀メダルを獲得したディエゴ・イポリト

チャンピオンが戻ってきた!
ブラジルの体操選手ディエゴ・イポリト(Diego Hypolito、30歳) は、リオデジャネイロ五輪で国中を感動の渦に巻き込んだ。彼の最も強大な敵、鬱病に勝ったのだ。

鬱との長い闘いを経て、チャンピオンが復活

今年30歳を迎えたイポリトは、過去のオリンピックからつきまとってきた悪運を振り払った。2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪、両者とも準決勝に進みながらも着地に失敗し、獲得するだろうと思われていたメダルを逃してしまった。

ロンドンでの敗北後、イポリトは深い鬱病にかかった。体重は約10kg落ち、健康上のリスクが蓄積していった。そして2013年、イポリトを支えるチームはついに資金が底をつき、彼のアスリートとしての活動は終了せざるを得なかった。

イポリトは失業状態となり、練習する場所も失った。ブラジルのスポーツ界は彼がリオデジャネイロ五輪に出場できることを信じてきたが、その夢は消滅した。

しかしイポリトは、入院する程体調を崩しながらも、練習ができる場所を求めサンパウロに引っ越した。

「一流のジムで練習するために、リオからサンパウロに引っ越さなければならなかったんだ。」イポリトは新しいジムでのハードな練習の日々についてこう語った。「ジムとはなんの契約もなかったから、実質彼らは僕を助けてくれたんだ。」

リオデジャネイロ五輪の最中は、怖さを感じていたことを認めている。
「正直に言うと、試合中北京五輪での記憶が蘇ってきたんだ。でも自分に誓ったよ、今回はメダルをとらなきゃいけないって。そうして過去の記憶をふるい落としたんだ。」

その姿勢は成功した。イポリトは床競技で銀メダルを獲得し、自身の恐れを克服してアスリートとして、そして一人の個人として再生したことを世界に見せつけた。

「みんな、僕は生き証人だよ。自分を信じれば、本当に欲しいものを手に入れることができる。このメダルはそのことを何よりも証明しているんだ。」母国へ向けたテレビインタビューでイポリトは涙ながらにそう語った。

「闇に別れを告げることができると信じるんだ。そして別れられるよう、懸命に努力するんだ!」

世界保健機関によると、世界では3億5千万人の人々が何らかの鬱と闘っている。イポリトのような形で鬱病を克服できるのはごく一部の人だろう。しかし彼は、信じれば夢を叶えることができるという普遍の法則を見事実現してみせた。それはどんな人にとっても勇気付けられるメッセージに違いない。

引用記事:Athlete Overcomes Depression and Brings Home Olympic Silver for Home Crowd in Brazil

Top photo by the Olympic Committee

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